陶芸家・櫻井満氏の壷

「われらは土の化け物である。」

記憶が定かではないが、心の片隅に残っていた1つの短い文。

どんな本で読んだのか。どこでそのような文章を読んだのか…。

この文章の「われら」とは、決して「焼き物」のことではありません。

「われら」とは、人間を含む地上の全て。

つまり、「人間は土の化け物だ」という意味だったのを鮮明に覚えています。

記憶を辿り、探してみると見つかったのは

「みみずのたはごと」という小作品の一文でした。

自然派文学者・徳富蘆花の作品。

「土の上に生(うま)れ、

土の生(は)むものを食うて生き、

そして死んで土になる。

われらは畢竟(ひっきょう)土の化け物である。」

つまり、大地にあるものは全て土から生み出されているということ。

そんな大地の上のすべてを生み出す土が、激しい焚きの薪窯から炎を纏い出てきた。

櫻井満氏の薪窯の壷 ¥100,000+TAX

とても良い壷。